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2009-02-24

コメント

ばべる

昔、RSOの写真を初めて見た時に思ったのが「何このSHADOモービル」。
いや逆だったかもSHADOモービル初めて見た時に…

Hi-Low-Mix

SHADOモービルのプロップはタイガー戦車の改造でしたっけ。
RSOは初期型のアンパンマンみたいなキャビンが好きです。

まつもと

 車輪式とキャタピラー式の生産コストの違いを踏まえた上であえて、主力兵器ではなく輸送車両の現場での運用を第一に考慮した決断をした当時のドイツ軍は確かに賢明だった。第二次大戦中の日本軍とくに輜重部門や砲兵は輸送は馬だのみ、戦局が切羽詰ってくると頼れるものが人力しかなかった。

Hi-Low-Mix

おっしゃるとおりですね。
あえて戦車師団のニーズを度外視したのも慧眼だったと思います。
目立たない後方部門にリソースをあまり割かないというのは、旧日本軍以外にもいろいろ見受けられるような気もします。考えすぎですかね。

ばべる

日本陸軍もプロの集団なので、1次大戦の経験がないことから総力戦の思想に疎かったのはともかく、兵站や機動の重要さはきちんと認識されており、機械化戦力についても早くから着目していました。

満州への駐兵費の大きな負担に苦しめられつつも、少なくとも1937~38年頃までは他の諸国に比しても遜色のない武器器材の開発整備が行われています。

輜重の機械化はホルト牽引車の輸入から始まりましたが、悪戦苦闘の末に92式5トン牽引車イケ、92式8トン牽引車ニタ、98式4トン牽引車ヨケ等の実用性の高い、水準以上の車輌が次々に制式化されています。

ドイツ軍のRSOのサイズ・能力にちょうど匹敵する車輌としては、最前線での弾薬運搬用に開発された98式装甲運搬車ソダ(97式軽装甲車の派生型)を元にした試製1式小型牽引車ソケがあります。ただしこちらは装甲されており、車体や懸架装置は戦闘車輌のものですからRSOよりいささか複雑で高価についたはずですが。

日本陸軍の機械化部隊は信頼できるディーゼル・エンジンの開発に成功していた他、厳寒の満州に駐留しここでの作戦行動を想定していることから、歩兵部隊と同様に冬季戦の研究と訓練を積み重ねてきていました。ですから、これまであまり指摘されることはありませんでしたが、冬季戦能力はドイツ軍よりも日本軍の方が格段に上だったはずです。

しかし上に書いたように、1937年を境に機械化部隊の戦力化のペースは大きく落ち込みます。日中戦争が始まり、歩兵部隊の大規模な増設と維持で手一杯となり、とても機械化部隊にまで予算が回らなくなってしまったからです。
山下将軍の遣独調査団は機械化部隊が将来戦の死命を決することを明快に報告しましたが、日本の経済力、産業力、技術力は既に限界に達しており、火力と機動力の欠如を本来建前だったはずの精神主義で埋めざるを得ないようになりました。ノモンハンの戦訓が見てみぬふりをされたばかりでなく、国力の窮乏が逆に「ジリ貧論」という形で対米戦争の大義名分に利用されるようになってゆくのです。

ばべる

http://blog-imgs-29.fc2.com/o/n/l/onlinegameinside/2009342300036.jpg

これは…

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