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- 製造業は利益幅を確保するため、生産を発展途上国へと移転させ続ける
- 先進国労働者の雇用は不安定化するが、それゆえに「より安価な製品」を求める声は高まり、ますます生産を国内から追いやる
- 生産を請け負った発展途上国では新たな雇用が得られ、生活水準は上がる
- しかしそれも一定レベル以上には上がらない(上がった場合、さらに開発の進んでいない国に生産は移転する)
- IT技術を利用したマニュアル化・システム化のおかげで、非熟練作業者でも一定品質の作業が得られることも、これらを後押しする
- 生活水準が相対的に低い発展途上国の方が生活コストを抑えられるため、先進国から発展途上国への労働者の移民が発生する
- 先進国は「税金も払えないし消費もできない労働者」を追い出せるため、移民を後押しする
- その際に移民をスムーズ化させるため、おそらく言語・文化を発展途上国に輸出するだろう(たぶん、生産とセットで送り出す)
- 食いつめ者が辺境に行くのは歴史上何度もあったが、かつてと異なり「原住民よりも地位が優越」することはない
- かつてなら教育・知識の差が食いつめ者たちを原住民より優越させたが、マニュアル化・システム化の進展により、その程度のアドバンテージは無価値となる
- ただ、発展途上国側からの勝手なイメージにより、先進国からの食いつめ者たちは個人的に承認されやすくなるだろう
- その結果、移民と原住民たちは想像以上のスピードで混淆していく
- こうして、世界の再ブロック化は経済面ではなく文化と血によってなされていく
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