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asahi.comより。
領事がイラクでのイスラム教宗派抗争をあおっていると非難、イランに対しイラクに干渉しないよう求めている。
これは、再建されたばかりのムハバラート(イラク公安局)の作戦である可能性もあるのではないかと思われます。 どうやら暫定政府は、マフディー軍を始めとするシーア派過激派の背後にイランとシリアがあること(隣国の混乱は自国の幸福というもっとも古典的な理屈)を重視し、まずこちらを先に叩き潰すつもりのようです。
>イスラムとナショナリズム アラブ連合がわずか3年で崩壊したことからも窺えるように、超民族的な汎イスラム主義が本当の意味で息を吹き返したのは、やはり冷戦終結後のことでしょう。 とは言え、オスマン朝崩壊時のアルメニア人大虐殺に始まりフセイン政権のクルド人虐殺に至るまでの1世紀に及ぶ憎悪の蓄積によって深く刻み込まれたナショナリズム的ショーヴィニズムが、一朝一夕に消滅することなど、もちろんとうてい想像できないわけですが。
(ダルフルール虐殺は、ここで何度となく繰り返されてきた宗教間・文明間の殺し合いの最新のものなので、イスラム世界内部の闘争とは違います)。
投稿情報: ばべる | 2004-08-09 14:47
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これは、再建されたばかりのムハバラート(イラク公安局)の作戦である可能性もあるのではないかと思われます。
どうやら暫定政府は、マフディー軍を始めとするシーア派過激派の背後にイランとシリアがあること(隣国の混乱は自国の幸福というもっとも古典的な理屈)を重視し、まずこちらを先に叩き潰すつもりのようです。
>イスラムとナショナリズム
アラブ連合がわずか3年で崩壊したことからも窺えるように、超民族的な汎イスラム主義が本当の意味で息を吹き返したのは、やはり冷戦終結後のことでしょう。
とは言え、オスマン朝崩壊時のアルメニア人大虐殺に始まりフセイン政権のクルド人虐殺に至るまでの1世紀に及ぶ憎悪の蓄積によって深く刻み込まれたナショナリズム的ショーヴィニズムが、一朝一夕に消滅することなど、もちろんとうてい想像できないわけですが。
(ダルフルール虐殺は、ここで何度となく繰り返されてきた宗教間・文明間の殺し合いの最新のものなので、イスラム世界内部の闘争とは違います)。
投稿情報: ばべる | 2004-08-09 14:47