CNN.co.jpより。
ハタミ大統領の任期満了に伴うイラン大統領選の決選投票で当選した保守強硬派のテヘラン市長、マフード・アフマディネジャド氏(48) は25日、当選後初の公式コメントを発表し、世界の手本となる「現代的で先進的なイスラム国家」づくりを目指すと述べた。
イランとの国交を維持している日本は今こそ外交面で努力すべき云々というのはとりあえずおいておく。
イスラーム復興運動は「時代からの逆行」と受け取られがちである。
たしかにそのような面もあるが、それだけでないことは多くの識者が指摘している。イスラーム復興運動の主導者には、西欧の文化を学んだ知識人が多いこともよく知られている。
イスラーム社会において少なからぬ科学的探究がなされ、それらが西欧へと伝えられたことはいまさら指摘するまでもない。
よって、「現代的イスラム国家」というのは決して矛盾した目標ではない。
とはいえ、アフマディネジャド氏が目指すそれがどのようなものなのか、正直私にはよくわからない。
現代的技術・先進的技術のみをイスラム国家に接木するだけに留まるのではなく、グローバルな理解を得られる価値観を提言して欲しいと強く願う。
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