メッセージ。「『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元国防長官の告白』を観た」より。
- アメリカは数字であらわせる事柄を好む
- 事例としてはアメフトや野球などを挙げられる
- 数字による比較は「同質である」ことが前提となる
- アメリカはあの広大な国土で、異質な存在(先住民など)を無視して開拓を行い得たという、人類史上でもまれな経験を有している
- この経験が「数字による比較」を好む傾向をもたらしているのではないか
- 「数字による比較」は同質な者同士での戦いでは極めて有効であり、それは太平洋戦争での勝利によっても証明されている
- だが同時に、これらの経験が「質の差異」を無視する傾向をもたらしているとも考えられる
- 数字による比較では必勝と思われたベトナムとの戦争では、ベトナム民心の「質」を理解できずに敗れた
- 先のイラク戦争そのものは圧倒的な数字の差に基づき完勝を果たしたが、イラク民心がアメリカと異質であることを理解しなかったがために、いまだ治安回復を為し得ていない
「数字」と「質」というのはあまりに単純化しすぎているとは思うが、一応メモ。
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