842年、ルートヴィヒ2世とシャルル2世は、兄ロタール1世へ対抗する必要に迫られていた。彼らの父ルートヴィヒ1世はフランク王国を彼ら3人に分割相続させるつもりだったが、ロタール1世は単独での帝位継承の望んでいた。
841年には10万以上の軍勢が衝突するフォントノワの戦いがあり、ルートヴィヒ2世とシャルル2世はロタール1世の軍に勝利していた。
そしてストラスブールにおいて、東フランク王ルートヴィヒ2世はロマンス語で、西フランク王シャルル2世は古高ドイツ語で、宣言を交わした。当時西フランクではロマンス語が、東フランクでは古高ドイツ語が使われていたので、相手国の言葉での宣言である。その内容は両者が協力してロタール1世に対抗するというものだった。
フランク王国の分裂が決定的となったという意味でこの「ストラスブールの誓い」は意義深い。また「ロマンス語で記された最古の文書」としても広く知られている。
欧州は表音文字だから、もともと一国の中であったにも関わらずすでに異なる言語として記されていたのだろうか、と素人っぽく考えつつ、今日はターゲットタエボーの二頭筋&三頭筋および背中。
中国とかは発音がかなり違っても文書は基本的には通じただろうから、こういった問題は発生しなかったのかもしれんなあ。