PF-291<きり>は海上自衛隊の<くす>型護衛艦の1隻。例によってアメリカ海軍の<タコマ>級哨戒フリゲートPF-8<エヴァレット>の後身である。
第二次大戦中はアリューシャン諸島方面での船団護衛に従事し、終戦後、ソ連にレンドリースされEK-15となる。
1949年にアメリカへ返還されたが、翌1950年には再度就役、朝鮮戦争において船団護衛や封鎖任務、さらには対地攻撃にまで参加した。
その後1953年に海上自衛隊へ貸与となったが、まだ朝鮮戦争の決着はついていなかった(今日でも終戦していないわけだけど)。
こうして見ると第二次大戦からこっち、極東は実に不安定な状態だったと考えざるを得ない。いつ紛争の当事者になってもおかしくなかったろう。それが「平和ボケ」と自嘲するまでになったのは、ずいぶんと幸運な話だったと思われる。
わしもろくすっぽ運動しないまんまこの年まで大病を患わなかったのは幸運だったのだろうな、などと考えつつ今日は最終プログラム。ま、ある時期の幸運が必ずしも次なる時期の幸運につながるとは限らないのではあるけれど。
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