核問題を巡る緊張が高まる中、イランは敵対するイスラエルが自国の核関連施設への限定空爆に踏み切ることを警戒しており、報復手段を保持していることを示し、イスラエルをけん制する狙いがあると見られる。
通常弾頭では、たとえテルアビブのど真ん中に落ちても大きな被害は与えられないだろう。
かと言って、BC兵器なんか使用したらアメリカ率いる多国籍軍に叩かれるに決まっている。
イスラエルがイラクの核施設を爆撃した時はアメリカをはじめ多くの国が非難したが、いまやそのアメリカが予防戦争の第一人者。
ちょっとイスラエルを思いとどまらせることは難しそうな。
「シャハブ3」。別名「ノドン1」。
湾岸戦争の際、いくさ馴れしているはずのイスラエル国民がイラクのScud攻撃に怯え、イスラエルの参戦を阻止するためにアメリカが必死の努力を行った例から分かるように、長射程ミサイルはたとえ実際には頭部にセメントしか積んでないとしても、WMDの影への恐怖を背景に戦略武器として抑止力を発揮します。
問題は両国の情報力と決心が、シャハブ3の抑止力と同じ天秤にかけられて、どちらに傾くかということだと思われます。
投稿情報: ばべる | 2004-08-12 15:04
湾岸戦争当時ならともかく、現在のイスラエルなら「昨今の自爆テロによる損害と比べればたいしたことない」と受け取るのではないかと考えました。
しかしたしかに、恐怖心というものは「影」に対しても発生するものでしたね。
短慮でした。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2004-08-12 16:49