私はあまりスポーツには興味をもっていない。
私が中日ドラゴンズや名古屋グランパスを応援するのは、あくまで私が名古屋人だからだ。
彼らの勝利を目にするのはうれしいが、敗北については平気で無視する。また、彼ら以外のチームについてはなんら興味をおぼえない。
こんな具合だから、当然プロ野球やJリーグなどの試合を観戦(当然テレビを含む)するケースはまれである。
そんな私がNFLの試合をわざわざビデオに撮って見ている。
なぜ私がNFLを喜んで見ているのか、思いつくままに三つ書いてみる。
○「アイシールド21」を読んでいるから
きっかけは間違いなく同作品だった。
また、読んでいなければルールの概略もわからぬままチャンネルを変えていたであろう。
○アメリカ文化への興味
NFLはアメリカ人が最も好むプロスポーツである(と言っている)。
彼らの観戦スタイルもまた、私にとっては興味深い。
○作戦、戦術、スキルという三つのレベルが明確に存在する
アメフトもスポーツである以上、当然個人のスキルに寄るところは小さくない。むしろ野球よりも個々のスキルがはっきり現れるスポーツではないか。
しかし、それを活かすか否かはヘッドコーチやクォーターバックが選択する戦術次第である。個人のスキルが、彼我の戦術によって封じられたり十二分に発揮されたりするケースが少なくない。
また、60分という限定された時間の中で戦術をいかに組み合わせていくかという作戦は極めて重要だ。優れた戦術を持つチームが、作戦上の過ちからそれを駆使できない状況に陥るパターンもよく見かける。
これら三つのレベルは有機的に組み合わさっているが、それぞれのレベルを超えて作用することはまずない。それはちょうど陸戦における各レベルの有り様ととても良く似ている(とボンクラ軍ヲタとしては思う)。
対して、野球では戦術的な自由度が限られている。攻撃側は打つしかなく、守備側はピッチャーに投げさせるしかない。バッターやピッチャーを代えるのは作戦的レベルであり、とりえる戦術は極めて少ない(ようにシロウトは考える)。
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