どういう訳かここからリンクされていたので、ちょっと自らの考えを記す。
およそ暴力ほど忌むべきものはない。
その暴力を制度化したものの一つである戦争も、戦争をなすための組織たる軍隊もまた、忌まわしい存在である。
だが、いまだ人類は軍隊を、戦争を、暴力を消滅せしめる方法論を得ていない。
国が存在するから軍隊や戦争があるとも言える。
しかし、国がなくなったからといって暴力がなくなる訳ではないことは、昨今のイラクやアフガニスタンを見れば明らかである。
現時点で暴力を最小限に留めるためには、やはり国という制度や軍隊という組織を利用せざるを得ない。
悲しくつらい現実ではあるが、だからと言ってそれを認めないのは無責任だ。
幸いにして私は民主主義国家に暮らしており、極めて迂遠な方法でだが国政への関与が可能である。
私は自らのできる方法で国を、軍隊をより良く扱えるよう努力する。
それが、暴力を忌む者の一人である私になしえる責任のとりかたである。
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