中国での反日暴動を見ていて、ある意味では中国社会も進歩しているなあと感心する。
国民が政府の警告を無視しても、武力で鎮圧しないのだから。
愛国と攘夷を唱える民衆を中国政府が無視できなくなったのなら、それはそれで民主主義の萌芽なのかもしれない。
そのような民衆を利用しての体制変革も、今後起こりえるだろう。
ただ、一連の動きを守旧派(むしろ復古派か?)が誘導している可能性もある。
その場合は、ありえる「体制変革」も反動的なそれとなる。
法治というルールがいまだ徹底していないことを考えると、変革は急激なものとならざるを得まい。
中華という求心力が強化されていることから、少なくとも分裂があり得ないことだけは確かだが。
コメント