中日新聞より。
政府筋は「発射されたとしても極めて射程は短い」との見方を示している。射程が100—200キロの地対艦ミサイル「シルクワーム」改良型か短距離弾道ミサイル「スカッド」より小型の弾道ミサイルの可能性が高い。防衛庁が詳細を調べている。
総務省などには「北朝鮮が弾道ミサイルを発射した」と伝えられ、一時、混乱した。北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の早期再開を求める日米両国へのけん制か、ミサイル開発の一環との見方も出ている。
スカッドより小型の弾道弾なんて持っていたっけ?
まあ多分シルクワームなんだろうが。
だとすると、その情報がいつの間にか「弾道ミサイル」になってしまったのはちと問題だな。
>スカッドより小型の弾道弾
以下は今回の事案自体とは無関係の話で、そもそもあくまでわたしの勝手な想像なのですが、北はかつてソ連から供与されたV-75(SA-2ガイドライン)SAMの在庫を大量に抱えているはずですから、陳腐化したこれらを戦術SSMに改造転用している可能性が小さくないと思われます。
中国が既にこの要領でV-75から東風7(CSS-8)SSMを開発しているので、実行可能性とノウハウについては問題はないでしょう。
ちなみに東風7の最大射程は約180kmと見られています。
投稿情報: ばべる | 2005-05-02 04:54
新型巡航ミサイルとする説もあるようですね。
http://www.sankei.co.jp/news/050503/kok049.htm
仮にそうだとすると、超音速地対艦ミサイル?
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2005-05-03 17:14
>新型巡航ミサイルとする説
前回の同様の騒動の時に発射されたミサイルは、海鷹1(シルクワーム)の改造型と見られていますので、今回もそれないしそれにさらに改造を加えた型(スカッド→ノドン→テポドンの伝で)だと考えるのが無難ではないかと。
シルクワームの最大射程は100kmありませんから、シルクワームそのものでないことは確かです。
他には、
・ウクライナ旧政権がイランに売っていたKh-55巡航ミサイルが北に渡った
・中国が新型ミサイル(例えば射程180km、速力マッハ2.0の海鷹2)を北に供与した
等のケースも考えられますが、可能性としては薄いと思われます。
投稿情報: ばべる | 2005-05-03 20:34