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CNN.co.jpより。
国際テロ組織「アルカイダ」の内部では、普通の会社と同じように部署間のいざこざや予算の取り合いが生じ、休暇の制度も定められている――。米陸軍士官学校の研究でこのほど、アルカイダの隠れた一面が明らかになった。
いわゆる「イスラム原理主義」は西欧的方法論を学んだ人々により推進されるケースが多いと聞くが、ここにあらわれているのもその一端なのだろうか。
これ、概要だけですがやっと読みました。 CNNの記事とは逆に、緩やかな指揮統制の下での分散したシステムが、アル=カイダの最大の強みであるように考えられているが、実はそうではなく、それこそが彼らの弱点なのであり、我々はそこを衝く戦術を準備しなければならない、というのが主たるテーマでした。
表題は「アル=カイダのプレイブックを盗め」。 論文が提案する戦術は例えば、 ・重要度の低い構成員を抹殺する必要はない ・宣伝と恩赦の提示によって構成員の離反、組織間の分裂を促せ ・最大の募兵源である構成員の家族関係を監視し、 隔離せよ ・無差別テロの無慈悲さ、野蛮さを大衆に宣伝し、組織への支持を失わせしめよ
まあ、この最後の(もっとも有効な)戦術が行き過ぎると、政府の自作自演テロ作戦という手段もあり得てしまうのですが。
投稿情報: ばべる | 2006-03-07 07:23
ちょっとオフトピかもしれませんが「強み」と「弱み」はたいてい一体ですよね。 表題の「プレイブック」からしてそれを表しているようにも思えます。 検討すべきは、「アメリカはどのように自らの強みを活かすべきか」ではないでしょうか。 おそらく、その観点に立っての研究ではないかと推察するのですが。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2006-03-07 20:53
この記事へのコメントは終了しました。
これ、概要だけですがやっと読みました。
CNNの記事とは逆に、緩やかな指揮統制の下での分散したシステムが、アル=カイダの最大の強みであるように考えられているが、実はそうではなく、それこそが彼らの弱点なのであり、我々はそこを衝く戦術を準備しなければならない、というのが主たるテーマでした。
表題は「アル=カイダのプレイブックを盗め」。
論文が提案する戦術は例えば、
・重要度の低い構成員を抹殺する必要はない
・宣伝と恩赦の提示によって構成員の離反、組織間の分裂を促せ
・最大の募兵源である構成員の家族関係を監視し、
隔離せよ
・無差別テロの無慈悲さ、野蛮さを大衆に宣伝し、組織への支持を失わせしめよ
まあ、この最後の(もっとも有効な)戦術が行き過ぎると、政府の自作自演テロ作戦という手段もあり得てしまうのですが。
投稿情報: ばべる | 2006-03-07 07:23
ちょっとオフトピかもしれませんが「強み」と「弱み」はたいてい一体ですよね。
表題の「プレイブック」からしてそれを表しているようにも思えます。
検討すべきは、「アメリカはどのように自らの強みを活かすべきか」ではないでしょうか。
おそらく、その観点に立っての研究ではないかと推察するのですが。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2006-03-07 20:53