ITmediaより。
それに比べ、PCにソフトウェアはほとんど付いていなかったのだ。唯一含まれていたのは、プログラミング言語のBASICだった。余談だが、それにマニアが飛びついてBASICブームが起き、手作りの文化が生まれた。
(中略)
このような真剣勝負のビジネスの場に、PC文化が生み出したITマニアは必要ない。人的資源に限りがある中堅・中小企業ではなおさらだ。自社のビジネスプロセスを見直し、経営環境の変化に柔軟に対応できるITシステムを選択することが重要である。
そんなわけでSAPやOracleなどのERPを導入せよ、という趣旨らしい。ビジネスが真剣勝負というのはまったくそのとおり。しかしそれ以外の点ではまったくいただけない。
大企業だろうが中小企業だろうが、身の丈にあったシステムこそが肝心。大規模なパッケージが中小企業にも適切とする論拠がはなはだ貧弱だ。
また「ITマニア」がシステムを動かしてきたとする見方も眉唾物だ。むしろ、エンドユーザコンピューティングの進歩が、属人的・分散的システムへとつながった点を批判すべきだろう。そこで責めるべきは「ITマニア」ではなく、全体としての最適化を軽視してきた管理職・経営者たちではないか。
えーと……これは広告ページですか?(;´∀`)
「ITマニア」なんてゆう「ゲーム脳」と同じくらい無意味な無定義語をとっぱらってみると、要するに経営資源に余裕のない企業はシステム部門への出費を極力切り詰めるために出来合いのソリューションをまるごと導入しなさい、と言う「外注ノススメ」論にしか読めないんですがどうでしょうか。
(技術者が常駐していないので)鯖管理も一括外注。外注なら特定攻撃を受けても大丈夫?つかやっぱり高くつくでしょそれ(w
やたらとオフコンが賛美されてますが、かつての第1次コンピュータブーム(TK-80の頃)の時、費用対効果の算定どころかコンピュータの何たるかすら碌に知らない企業が我先にオフコンを導入し、無駄な金をドブに捨てまくっていたことはしっかりスルーですか(w
投稿情報: ばべる | 2006-03-23 13:50
たまたま今日、「ITマニア」の素晴らしい記事がアップされていたので、既出でしょうが貼っておきます。
ttp://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0322/engelbart.htm
アレント的に言い換えると、宍戸氏は生産性の向上を図るために「行為」を排除し、現場をルーチンに支配される「労働」と「仕事」に純化せよ、と主張されているわけですね。たぶん。
投稿情報: ばべる | 2006-03-23 16:05
エンゲルバート、かっこいい!
でも、彼に今も作業スペースを提供しているロジテックもアメリカーンでイカス。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2006-03-23 20:52