まず私がMacユーザであり、Appleに肩入れしがちだとお断りしておこう。
MSのZuneは無線LANによるストリーミング機能を持つと噂されている。おそらく音楽のみならず動画もそのようにして共有できるのだろう。
しかしどうも、私にはピンと来ない。利用するシチュエーションを想像しにくいのだ。
例えば、友人にお気に入りの音楽を勧めるとしよう。無線LAN経由で相手のZuneにストリーミングで送信する。相手はそれをヘッドホンで聞くわけだ……友人との会話の最中に?
もしZuneにスピーカーがついていればそんな問題は生じない。しかし、それなら最初から自分のZuneからスピーカー経由で再生すればすんでしまう。あるいは、初代Walkmanみたいにヘッドホン端子を二つにしてもいいだろう。
また、静止画ならばこれまた問題は生じない。でもそれなら、自分のZuneを相手に手渡せばすむことだ。
1対多でのストリーミングなら、なるほどZuneでしかできないかもしれない。でも、どんな状況でそんなことするのだろう?
アメリカあたりじゃ、オフィスやカレッジでヘッドホンをしたまま仕事や勉強をしているのだろうか?
「ヘイ、ボブ! 今日の選曲はいかすぜ!」
「サンクス、ジョー!」
なーんて会話をしながらプログラミングでもするのか?
ホームパーティとかでは……みんなでヘッドホンってのは想像しづらい。素直にステレオで流すなり大画面テレビで楽しむよな。
あとまあ、無線LANを使うと確実にバッテリの持ち時間は減るわな。それに見合うだけの楽しみ方をZuneはどうやって提案するのか。
想像を超えるなにかを期待して待つべき……なのか?
シンプルに、RAVEカルチャーのIT化と取り込みを図っているんじゃないんでしょうか?
こんな感じ↓
ttp://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20041029203.html
まあアメリカ市場に関しては個人ラジオ局カルチャーを狙っている目もありそうですが
日本市場は……知らん
投稿情報: ばべる | 2006-08-26 21:11
個人的には、わずかながらもiTunesで買った曲がありますのでZuneなどにはコケて欲しいところです。
とはいえ、乗り換えたくなるほどの魅力あるサービスが提案されるなら、それはそれで良いのですが。
そういった利便性すら提供されないまま、Appleと揉めているAppleが、ビートルズの曲をZune向けに提供したりするとイヤな展開ですねー。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2006-08-27 10:46