CV90歩兵戦闘車はスウェーデン製。スウェーデン軍が採用したCV9040はボフォース40mm機関砲を主兵装としている。
ドイツのマルダー1やフランスのAMX-10Pが20mm、アメリカのM2/M3が25mm、イギリスのウォリアーやロシアのBMP-2、イタリアのVCC-80が30mm、日本の89式が35mm。という訳で歩兵戦闘車中最強の砲を搭載していると言っていいだろう(ロシアのBMP-1やBMP-3のように、大口径だが低圧の砲を搭載しているものもあるが)。まあ、たいていのAFVや機銃陣地なら叩けるわな。
一時期流行った車体側面のガンポートは最初からなし。単なる軍ヲタのわしですら「あんなとこからコソコソ撃っても、あたりゃしないだろ」と思ったもんなあ。
大規模陸軍同士の衝突というケースが考えにくくなった昨今、このクラスの車両が「事実上の主力」になるんじゃないかと思っている。なるほどストライカーやFCSなど高い展開能力を有するのが昨今のトレンドだが、いかにも「自分の考えたとおりの敵が相手なら勝てる!」という声が聞こえてきそうで怖い。
という訳で、明日の未知なるお仕事に恐怖しつつビリーバンド付きで応用プログラム。
わしは限定的な用途での使用を前提としたAFVみたいで、実戦には使いづらいタイプだが、トランスミッションあたりをせっせと改修すればまだ抑止ぐらいになら使える…といいな。
歩兵戦闘車ではなく,大口径機関砲を主兵装とするMBTクラスのAFVがあったら色々と使えそうなのになぁと昔から考えておりました.具体的には,
・MBTクラスの防御力と機動力
・主兵装は30~40mmクラスの機関砲
・砲弾搭載数は,1連射20発として,1000発程度
・MBTクラスのFCS(対空射撃能力は期待しない)
・乗員は3名(車長,射手,操縦手)程度
これで,車体規模もMBTと同程度になるはず.
と思っていたら,やはりロシアはやってくれました.BMP-Tです.すでに実戦投入され,評価は高いそうです.
http://www.youtube.com/watch?v=-G3_hAyTf6g
http://www.youtube.com/watch?v=zbGDNLV6ahg
投稿情報: 青木伸也 | 2007-05-01 01:29
なんというか「ジオン驚異のメカニズム」っつー感じのデザインですな。
実戦投入されているとは存じませんでした。ご教授感謝いたします。
それにしても、なんで機関砲は連装なんですかね。歩兵や戦車を支援する目的で、そこまで速射が求められるとも思えないのですが。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2007-05-01 21:03
CV90に120mm砲搭載したタイプがあったでしょう。
あれは自走無反動砲の後継に陸自が採用しないかなぁ?
まあ無理でしょうね。
投稿情報: アラメイン伯 | 2007-05-01 23:52