ロッキードF-104、またの名をスターファイター。鋭く研がれた鉛筆にも似た機体に、ごく小さな主翼。誰が見ても、そのたぐいまれなスピードを想像せずにはいられまい。
F-104の特徴は、最小の機体に強力なエンジンを組み合わせた点にある。あまりアメリカらしからぬアプローチで、むしろドイツあたりの技術者が好みそうだ。
当初米軍は迎撃機として本機を配備したが、ほんの数年で新たな機種と交代した。そしてどういう訳か、旧枢軸国で重用された。アメリカのように半自動防空システムと組み合わせる必要がなく、それでいてソ連の脅威に強くさらされていたがゆえに、F-104がマッチしたのだろう。
F-104は、他のどのジェット戦闘機とも異なる美しさをもっている。この後のジェット戦闘機は高額化・高級化が進み、それゆえに多くの機能を併せ持つよう期待されるようになる。ただただ速く、高く飛ぶことを追い求めるような機体は消えていった。
それはあだ花だったかもしれない。だが、一筋になにかを追求したものは、やはり美しい。
そんな美とはなんの関係もなく、今週も何度もサボってしまったビリーズブートキャンプ(基本プログラム・ビリーバンド付き)を実施。まあ、一筋に追求できていないがゆえにまだまだたるんでいるということで、筋はとおっているわな。
104は、てっきり裏をかかれてMacOS X 10.4だと思ってました(w
投稿情報: ばべる | 2007-05-29 07:56