Mk108対潜ロケット発射機は第二次大戦後にアメリカが開発した。太く短い砲身を砲塔に収めたその形状は特徴的だ。
対潜兵器としては第二次大戦後の第一世代に属し、アメリカでは<ディーレイ>級護衛艦などに搭載された(1番艦はスキッド対潜臼砲)。投射距離はヘッジホッグの倍以上で、炸薬の量も多い。
海上自衛隊では<あきづき>型や<いすず>型が搭載している。それまで前投兵器がヘッジホッグに限られていた海上自衛隊としては、待望の新兵器だったろう。
だが、アメリカは早くからその限界を感じていた。彼らはダッシュ装置(DASH:無人ヘリでホーミング短魚雷を投射するシステム)や、アスロック(ASROC:短魚雷をロケットで投射するシステム)を急ぎ開発する。結果、投射距離は桁違いに跳ね上がった。Mk108はこうして、その時代を終えた。日本の<いすず>型も、3番艦および4番艦はボフォース対潜ロケット発射機を搭載した。
期待された後継者が、まったく異なるアプローチを試みた者に破れるのは珍しくない。とはいえ、自らがそのどちらに属するかはなかなかわからないものだ。
今日は基本プログラム(ビリーバンド使用)を実施。私にとってブートキャンプはまったく新たな試みだと思っているが、案外そうではないかもしれない。これまでいくつか試みてきた事柄と同様に、あきたり限界を感じて挫折するかもしれない。
それでも今は、やはり続けるべきだと思うのだ。
「サブマリン707」に登場する未来兵器の多くがこのウエポンA系の無誘導ロケットだったこともあって、好印象があります(w
しかし漫画とは異なり、第2次大戦型の潜水艦には効果絶大ですが、水中高速艦には無力。そこでアメリカは精密な探知装置と組み合わせた長射程の誘導対潜の開発へと向かいます。
一方、ソ連は多連装にした無誘導ロケットを斉射した。
コストパーフォーマンスの優れた別の解答。
投稿情報: ばべる | 2007-06-03 03:00
マウスキッドで反撃!
冷戦時にちょっと流行った第三次大戦もので、ソ連潜水艦がマウスキッドを発射しているのがありましたなー。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2007-06-04 21:21
>マウスキッド
707世界の法則では非ホーミング魚雷による潜航した潜水艦同士の戦いが当たり前なので、それを踏まえればマウスキッドも十分に役立つ武器になりますね。
現実には音を使った探知は精度が悪く、またそれだけで相手の深度を知ることはちょっと前まではほとんど不可能だったので、そのような戦いが当たり前になることはあり得ないのですが。
投稿情報: ばべる | 2007-06-07 19:43