旧ソ連の122mm自走砲、2S1グヴォージカ(ロシア語で『カーネーション』)。だが、個人的には冷戦のころのようにM1974と呼びたいところだ。
M1974は汎用装甲車MT-LBをベースとした大型の車体に、D-30牽引砲の口径を短縮して搭載している。砲塔は自走砲としては低く、冷戦期は良く「ソ連は自走砲にまで対戦車戦能力を付与しようとしている」と言われたものだ。
装填装置の自動化は不十分で、122mmと比較的小口径な割には射撃スピードは遅い。
だが、自走砲としては珍しく浮航性や、空輸時に車高を低減できるサスペンションなどを有している。
ソ連は戦車も大砲も大量に装備していたが、どういう訳か突撃砲や対戦車砲をのぞけば大砲の自走化には消極的だった。1970年代、初めて制式化した自走砲の一つがこのM1974だ。可能な限りの戦略機動性を付与しようという試みが、このような形に結実したのかもしれない。
という訳で、ずっと運動に消極的だった私のかなり強引な試みとして、最終プログラム。
ビリー来日や、テレビ出演はうれしいが、お笑い芸人や変なガイジンあつかいするのはなるべく避けて欲しいな。
あと、やたら「1週間で痩せる!」と強調するのも。大砲もAFVも山ほど作っていたソ連ですら自走砲開発には試行錯誤を繰り返したというのに、そんな簡単に痩せられる訳がないじゃないか。最初は不格好でなにか妙なバランスでも、地道に継続するしかないんだよ。
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