紀元前146年は第三次ポエニ戦争終結の年。すなわち、カルタゴ滅亡の年である。
小スキピオ指示のもと、ローマ軍は町も港も破壊しつくした。生き残った者は奴隷として連れ去られ、地には塩が撒かれたという。
後にローマはこの地に大規模な植民をおこなった。今日残る遺跡のほとんどはローマ植民市時代に築かれたものであり、かつてローマと戦った本来のカルタゴのそれはほぼ残っていない。
その後のローマの繁栄と世界史における役割を考えるならば、カルタゴの最期は一つの区切りでしかなかったのかもしれない。だが、衰亡を経験し、また新たな衰亡を迎えるかもしれぬ国に暮らす者としては、それを我が身に引き寄せて考えずにはいられない。
下っ腹に塩を撒いたら水分が抜けて痩せるかにゃー、などとたわけたことを考えつつ今日は腹筋プログラム。ローマよろしく、多少の後退はあってもしぶとく続けるわいな。
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