フォッケウルフTa183<フッケバイン>はドイツが第二次世界大戦末期に開発していた戦闘機。
大戦末期のドイツ軍新兵器というとアイディア先行の無茶な計画が目立つ。そのなかで、Ta183は例外的なまでに合理的かつ先進的だった。
短めの機体にT字尾翼。40度の後退角を有する主翼。機首に設けられた円形のエアインテイクは一直線に空気を取り入れ、まだまだ初期的なジェットエンジンに流し込む。短い機体には無駄な排気ダクトなどなく、未熟なジェットの効率を最大限に発揮させる。この配置なら、寿命の短いエンジンの交換も容易だったろう。
戦後の米ソジェット戦闘機と比較しても、ほとんどひけをとらぬ優れた設計だ。まあ、戦勝国たる米ソがTa183などを参考として戦後のジェット機開発にあたったのだから当然といえば当然だが。
おそらく、Ta183の設計は当時の人々から見れば極めてラディカルだったろう。Mig15やF-86を知る我々が見る以上に、異様だったに違いない。
まこと、歴史は難しい。どうしても「その後」を知る現代人の視点で見てしまうからだ(余談だが、『アメリカ感情旅行』では帝国陸軍の一兵卒だった人物の視点から見た1960年代のアメリカが描かれており、大変興味深かった)。
私がビリーを始めたときの家族らの反応も、ここまで続けてきた今からはあまり想像しづらいものだった。これは家族らの問題でなく、なにをやってもろくに持続しなかった私に起因しているのだが。
今日はそんなことを考えつつ最終プログラム(ビリーバンド使用)。歴史にはえてして揺り戻しがあるからなー。気をつけにゃ。
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