無能な怠け者

向上心がなく、それを出そうとする意思もない。「向上心を持たなくては」「勉強しなくては」とは思うが、一般的な意味での向上を経て世間と協調していく自信がない。
世間と協調できないのであれば、そこに向けての努力は無駄だ。また、その過程でストレスをためたあげく、ますます世間との間隙を広げてしまったという失敗を幾度も演じている。であれば、無駄なあがきを避けるのがまだ賢明というものではないか、とも考える。
一般的でない意味での向上を目指すという方向性もあるが、それはあまりにもリスキーに過ぎる。家族のいる人間がするべきではない。そんなのは、後先を考えずに子供をばかすか作るDQNと同じだ。
とまあ、「無能な怠け者」であるのが最もマシな選択だ、と私の悟性はつげている。
だが、怠惰や向上心不足が良い結果をもたらす訳がない、とも感じる。
一番いいことをしているつもりだが、不安がつのるばかりだ。