WZ-211は中国の水陸両用軽戦車。63式水陸両用軽戦車とも呼ばれる。
ベースとなったのは、ソ連のPT-76をライセンス生産した60式水陸両用軽戦車である。圧延鋼板製の丸みのある砲塔には62式85mm砲を搭載している。車内容積を大きくとっているので浮航性は高く、車体後部のウォータージェットにて水上でも迅速に機動する。その直射火力は、揚陸部隊にとって基調だ。
とはいえ、浮航性を得るため装甲は薄い。砲も一般的な主力戦車よりも小さい。だが、中国は1964年から1985年にかけておよそ800両を生産している。これは、台湾海峡での両用戦を想定してのことと言われている。中国は今日もこの種の装備を重視しており、105mm砲を搭載した後継車両、99式水陸両用軽戦車まで開発している。なんとも剣呑な話だ。
などと東アジアの軍事バランスを憂いながら今日は腹筋プログラム。まあ、まずはてめえの体脂肪バランスこそ憂うべきなんだろうがね。
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