CATVで「バトルスター・ギャラクティカ」を見ている。
サイロン無駄にエロいとか、ダメ博士がダメすぎてすばらしいとかいろいろあって、なかなか面白い。
ただ、見ていて少し気になるのは核に関する描写。このドラマでは冒頭でサイロンによる一斉核攻撃が行われ、生き残った人類は船団を組んでスペース・ラナウェイしている。で、メインキャラの一部(二人)が核攻撃後の惑星でサバイバルしている。
この二人、抗放射能剤で生きながらえているのだが、そこはまあSFだからいいだろう。気になるのは、核攻撃後の都市だ。窓ガラス一つ割れておらず、炎に焼かれた跡もない。いわゆる中性子爆弾による攻撃で、おまけに爆心から離れていた、とでも考えるしかない。
思えば、冒頭の核攻撃下でも、皆立ち上るキノコ雲を呆然と見ていたりしていた。
一般的な日本人なら「爆風や熱線で即死じゃない?」とか思いそうな情景だ。
まあドラマなんだから分かりやすい絵が必要なのはわかるし、セットだって限度があるのは当然だ。
だが、そういった「核の描写」に対する違和感を、制作者たちはあまり持っていないのだろうとは想像してもよかろう。
あれだけの核兵器を持ち、いくども実験していても、被爆国とは認識が違うのだな、とあらためて感じた。
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