SdKfz252はドイツ軍の軽装甲付弾薬トラック。以前ご紹介したSdKfz250の派生型のハーフトラックである。突撃砲に随伴し、弾薬を供給する役割を有していた。
基本的な構造はSdKfz250のままだったが、車体は後部を大きくそぎ取った独自のスタイルを有している。また、SdKfzが開放式の戦闘室を備えていたのに対し、こちらは完全掩蔽式となっている。
多くの場合はゾンダーアンヘンガーと呼ばれるトレーラーを牽引しており、車体後部とトレーラーの合計で200発の7.5cm砲弾が搭載できたらしい。
SdKfz252は1941年9月には生産が終了し、その後継はSdKfz250/6とされた。こちらは250の車体をそのまま活かしている。車体に搭載できた砲弾は60発だったようだ(トレーラーを牽引することがあったのかは未確認)。
たしかに252のほうが搭載効率はいいし、突撃砲とともに移動するならオープントップよりもクローズドにしたいというのはわかる。だが、後に250/6をもって代替されたということは、それらの点は運用でカバーできたということなのだろう。
頭の中でこねまわした策が複雑にすぎ、結局多少のマイナスを伴っても単純な手が成功するというのは割とよくある話だ。私も無駄に考えすぎるのは止めねば、などと自壊…もとい、自戒しつつ今日はエリートのミッション1。
シンプルに、まずは身体を動かすこと。そして継続すること。
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