M284は39口径155mm榴弾砲。アメリカの自走砲M109A6<パラディン>に搭載されている。
M109はもともと33口径のM185榴弾砲を搭載していたが、M284はこれの砲身を延長して射程を伸ばしている。このため、以前のM109では通常榴弾で14.6km、射程延伸弾で23.5kmにとどまっていた射程が、<パラディン>では通常榴弾で24km、射程延伸弾では30kmにまで達している。
39口径クラスの155mm榴弾砲というのは意外に少なく、シンガポールの<プリマス>自走砲(39口径)やフランスのGCT155mm自走砲(40口径)ぐらいのようだ。他国では、一気に52口径まで大型化している例が多い。
アメリカも<クルセイダー>自走砲でより長砲身化が計画されていたが、これはキャンセルされている。代わって開発中のFCS(将来戦闘システム)のNLOS-Cでは。38口径に留める予定だ。
戦略的機動力を重視するアメリカゆえの選択であり、おそらく他国はあまり追従しないだろう。
わしの車体はアメリカ風にコンパクト化したいな、などと思いつつ今日はエリートのミッション3。ああ、主砲はコンパクトかもね。
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