SdKfz302<ゴリアテ>はドイツ軍の軽装薬運搬車。使い捨て式の装軌車両で、有線にて遠隔操作する。目標までたどりつくとこれまた有線指示にて自爆し、敵地雷原や防御拠点を破壊する。
当初ドイツ軍では使い捨ての地雷除去車両としてSdKfz300を開発した。こちらは無線誘導で、車両の後ろに地雷を誘爆させるローラーを牽引できるよう設計されていた。
だがより小型で汎用性のあるモデルをとの声があがり、開発されたのが<ゴリアテ>である。
先に開発・生産されたのが電動式のSdKfz302で、後にガソリンエンジンのSdKfz303が生まれた。こちらはツェンダップ車の703ccオートバイ用エンジンを転用している。
<ゴリアテ>は工兵らを危険にさらすことなく敵地雷原清掃などができるとして、前線では喜ばれたようだ。だが有線操縦ゆえに、誘導ケーブルが切断されると無力化してしまうという大きな欠点を負っていた。
今日、イラクやアフガニスタンでは<ゴリアテ>よりもずっとコンパクトで軽量な装軌ロボット車両が活用されている。敵が潜むと思しき屋内や洞窟へと進入し、状況を把握するのが主な役割だ。
人間には危険すぎる任務に無人車両をあてるという点では、ドイツ軍はずいぶん先進的だったといえよう。ただ惜しむらくは、基礎技術において時代に先行しすぎていた。
まあ、なんにでも必要なレベルってもんがあるわな、などと思いつつ今日は最終プログラム。
300回ほどやって、ようやくできるようになってきた動きもずいぶん多い。まだまだできない動きもいっぱいあるのだが、それももっと続ければできるようになるかもしれない。
のろのろとではあっても、続けていこう。
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