Zgkw.S303(f)はドイツ軍のハーフトラック。だが添えられているFの字が示しているとおり、もともとはフランスの車両である。
本来の名前はソミュアMCL5で、野砲の牽引が主な役割だった。このため砲架を持ち上げるクレーンや、砲弾架を有している。
フランス占領後、ドイツ軍はさまざまなフランス軍の装備を入手、再利用した。Zgkw.S303(f)もその一つだ。占領地が広がれば輸送車両だってより多く必要だ。使えるものなら自国製であろうがなかろうが使うのが、合理性というものだろう。
S.303(f)には装甲付のモデルもあり、その中には多連装ロケット砲や多連装迫撃砲を搭載したものまであった。正直、これほどいじってまで使うのは合理的だったのかどうか。
人間というのは常に合理的とも限らないし、また常に非合理的とも限らないのだろう、などと思いつつ今日はエリートのミッション1。
ま、わしのほうはなるべく合理的な部分を増やしたいんだけどね。
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