378年、皇帝ウァレンス率いる東ローマ帝国軍と、ゴート族がアドリアノープル(現エディルネ)近郊にて激突した。
ローマ軍はゴート族の円陣を発見すると、中央に歩兵、左右両翼に騎兵を配置し、三方より揉み潰さんと攻めかかった。だが攻めあぐねているうちに、新たなゴート族騎兵が両翼の外側から襲いかかった。
腹背に攻撃を受ける形となったローマ軍はその一日だけで全軍の2/3を失い、皇帝ウァレンスも傷を負った。皇帝は小屋に担ぎ込まれたが、ゴート族がかけた火によってあえなく焼け死んだ。
この勝利により、ゴート族はローマ帝国内に居座ることとなった。ゲルマン民族大移動を代表する事件だったと言えよう。
てな訳で、今日は最終プログラム。うまく行かないときはうまくいかないものなのかもしれない。
>うまく行かないときはうまくいかないものなのかもしれない。
しかし、政治的な思惑を優先させて、西帝国の援軍が来る前に急ぎ攻撃を決めたのはウァレンス皇帝ですからね…
もっとも援軍を待っていても、このひどい作戦計画のまま戦っていれば結果は同じだったかも知れませんが。
投稿情報: ばべる | 2008-09-18 20:36