政府は4日午後0時16分、「さきほど、北朝鮮から飛翔体(ひしょうたい)が発射された模様」と発表したが、5分後に「さきほどの情報は誤り。飛翔体の発射は確認されていない」と撤回し、「誤探知だった」と説明した。
[From 「北朝鮮から飛翔体」と誤報…最新鋭ガメラレーダーが原因 : 北朝鮮情勢 : 特集 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)]
この誤報により、例によっていろいろクレームの声があがっているようだ。たしかにミスはミスなので、そこは批判されるべきである。
だが、はじめての事柄にミスやトラブルはつきもの。むしろ、おこるかもしれない「本番」に備えるための、貴重な教訓を得られたと考えるべきだろう。
危険なのは、この騒ぎ故に「羮に懲りて膾を吹く」ような事態に陥ること。情報をきちんと評価することを恐れたり、国民に広く伝えるのに及び腰になったりすることだけは避けて欲しい。
そうやって情報と意志決定、政府と国民の間に乖離が生じていくことこそ、まさにシヴィリアン・コントロール阻害の原因となるのだから。
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