会談では、ゲーツ長官がF22について切り出し、国防歳出法によって輸出が禁止されていると説明。さらに、発案者のオービー下院歳出委員長が所属する民主党は議会多数派だと指摘し、「議会への影響は大きい」と述べた。
[From 時事ドットコム:F22輸出解禁「ハードル高い」=日米防衛首脳会談でゲーツ長官]
浜田防衛相は「議会の存在を無視できないことは分かっているが、防空能力のしっかりしたものを考えたい」と、F22が依然として選択肢であることを伝えた。
先方がここまで丁寧に説明してくれているとなると、さすがにもう難しいんじゃないかな。
わざわざF-35以外にF-15SEを発表しているのも、 そういった事情をふまえてのことだろうし。
それにしても、防衛省(というよりも、たぶん空自)はどうしてここまでF-22にこだわるんだろう。たしかに制空戦闘機としてF-22が比類なき高みにあるのは確かだけど、それ以外の選択肢を半ば無視すらしているように見えるのはどうなんだろう。
防衛という目的達成の手段を検討するとき、第一希望以外を俎上に載せないというのはいささか過剰な硬直に思えるのだが。
F-22を入手出来ない分、制空権をより確実に獲得できるよう、他の手段を検討するほうが健全な対応じゃないだろうか。
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