535年はインドネシアのクラカタウ火山が大噴火をおこした年。
その轟音ははるか南京まで届き、吹き上げられた膨大な火山灰は世界の気候を一変させた。豪雨、干ばつ、そして寒冷化。
中央アジア遊牧民たちの勢力図は混乱し、ペストの蔓延は東アフリカの文明を半ば壊滅させ、ビザンツ帝国にも著しい打撃を与えた。度重なる異常気象は世界情勢を流動化させ、アングロサクソン人はブリテン島を奪取し、長らく分裂していた中国は統一への向かい、アラビア半島ではイスラームが発生する。
…まるで、ニーヴン&パーネルの「悪魔のハンマー」みたいだな、などと思いつつ今日はTAEBO T3 イグニション(エクスプレス)。
事実は小説より奇なりとはよく言ったものだ。
明日のTOEICテストに向けて、今日はちまちま勉強。この私がこの歳になって英語のお勉強とは、こいつも相当「奇」ではある。
だが人の実力なんてのは、小説のごとく「意外な実力が!」なあんてことはまずおきっこないなからなあ。
ま、力試しのつもりで頑張ります。レベルが低ければ低いで、そこから努力を続ければいいんだし。
自然力が歴史に及ぼしてきた影響は、従来考えられてきたよりもたぶんずっと大きいのでしょう。
自然力についてあまり取り上げられて来なかったのは
1:当時の人々が、自然力を歴史的事件と関係づける視点を持っていなかった
2:歴史家と理化学系研究者との学際的な協力が必ずしも上手くいっていない
の主に二つが理由になるかと思います。
とりあえずはマクニールの名著『疫病の世界史』、ベストセラーになったダイヤモンドの『銃・病原菌・鉄』あたりがお勧めの入門書です。
投稿情報: ばべる | 2009-06-28 04:08
ああ、間違えた。
×疫病の世界史
○疫病と世界史
です。
投稿情報: ばべる | 2009-06-28 04:10