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2009-08-03

コメント

ばべる

そもそも原型のSG500は、現用の5.56ミリ小銃では群を抜いて反動が小さく、「片手撃ちでも実用に耐える」とさえ言われているほどなので、バレルを切り詰めてもさほどの悪影響は出ていないようです。

↓制音器付きSG552の発砲風景
http://www.youtube.com/watch?v=podJ24vTQYs

これを見ると、確かにMP5やP90のようにフルオートでぶっ放すというわけにはゆかないようですが、訓練された射手が単射ないしバーストを行う分には問題はなさそうです。

↓参考:競合するHK G36Cの発砲
http://www.youtube.com/watch?v=CZ7LTUokI4w

最近は防具等の発達で治安戦用の軽火器にもそれなりの高貫徹力が必要とされていることから、小銃を転用するのは理にかなっています。
総合的にはP90が良いのではないかと素人は考えてしまいますが、あの銃は構造や扱い方がかなり特殊(もちろん弾薬も)なので、訓練体系を乱すものとしてあまり好かれてはいないようです。

Hi-Low-Mix

同じ(あるいは類似の)弾薬を使っても、反動に差が生じるというのは、私のような素人には不思議です。ブルパップやガミラス銃(爆死)ぐらいレイアウトが違うのならまだわかるのですが。
やはり、設計の優劣があらわれるのでしょうね。

ばべる

発砲の反動(運動量)そのものは、カートリッジの種類と弾丸の初速(当然ですが、同じ銃でもバレルの長さによって違ってきます)によって一義的に決まってしまいますが、射手が実際に体感する衝撃(キック)の大きさは銃によって大きな差があります。

自動拳銃や自動小銃は発砲によってボルトが後退するので、反動が瞬間的なキックとなって射手にかかるのではなく、比較的長い時間の微分を取るようになり、軽減されます(特に拳銃の場合には、ボルトの後退は銃本体への負担を抑えるという意味があります)。

銃の閉鎖方式や構造、工作精度によってこの軽減の度合いは異なり、SG500やG3はとりわけそれが優れた銃というわけです。

銃器についての、体系的でしかも正確な日本語の概説書というのは実はあまりないのですが、上のようなことを理解するには次の本がお勧めです。
・NRA編『銃の基礎知識』

さらに基礎的な本としては
・小林宏明『小林宏明のGUN講座』
・小林宏明『小林宏明のGUN講座2』

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