ちゃららちゃっちゃちゃーん。
まずは、地下鉄で気になった絵。
…なにこのキャッツアイ…。
てのはさておき、今回は内海から一旦南下、247号線をふたたび北上して野間まで行きました。
こちらは、岩屋寺中之院で見掛けた軍人像。
よく心霊スポットや「変なもの」扱いで紹介されていますが、なかなか端正な作りでした。上海で散った英霊たちだったのですね。
「戦後進駐軍が取り壊しを命じた時、僧侶が『国のために死ぬということはアメリカでも日本でも変わりはない、あれを日本人の手で壊すことはできない、どうしても壊すというなら我々をこの場で銃殺した上であなた方が行って壊せばいいだろう』と頑張った」(掲示されていた説明より)
これも神話かもしれませんが、大切にしたい話です。
本日最大の衝撃はこちら。
これは、良参寺から吉祥寺に向かう「道」です。ちなみに数十メートル進むとコンクリート舗装すらなくなり、さらに次々とため池が現れます。道には草が覆い被さり、足下もよくわかりません。写真を撮るべきだったのでしょうが、それどころではありませんでした。
おまけは、大御堂寺にあった三景艦の主砲弾。
ちょっと珍品ですね。
>…なにこのキャッツアイ…。
いやいやいやいやいや( ゜д゜)ノシ
レオナール・フジタって藤田嗣治ですよ。
大戦間期にはモンマルトルに遊んで名声を欲しいままにし、
戦時中にはあの凄まじい死闘絵群、「アッツ島玉砕」や「サイパン島同胞臣節を全うす」を制作し、
そして戦後は自分を捨てた日本を離れ、レジョン・ドヌールを受けたフランス最高の画家の一人レオナール・フジタとして数奇な生涯を終えた。
いやいやいやいやいや( ゜д゜)ノシ
でもってこの絵は、誰がどう見てもルネサンス以来の「三美神」のモティーフです。いやゼロの使い魔の第三期じゃなくて、ボッティチェッリの「春」で有名な。
これについては高階秀爾先生の「ルネッサンスの光と闇」が読みやすく分かりやすいです。
投稿情報: ばべる | 2009-08-08 21:48
ばべる先生は、藤田嗣治の『闘争』ってゆ〜猫がおおぜいでケンカしてる絵、きっとお好きですよね?
投稿情報: 奥様 | 2009-08-08 21:57
そうか! キャッツアイのモチーフはルネサンス以来の伝統に基づいていたのか!(たわけ的結論)
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2009-08-09 07:25