大統領はこのほか、同性愛者のカップルに結婚した夫婦と同じ権利を付与することを支持する姿勢を表明。憎悪犯罪の定義に同性愛者や性同一障害者に対する攻撃を含める法案が先日下院を通過し、自身が法案を承認する意向であることも明らかにした。
[From CNN.co.jp:米大統領、同性愛者差別解消への取り組み明言]
けっこう微妙なラインだな。
「同じ権利を付与する」と言っているだけで、「同性愛者同士の結婚を認める」とは言っていない。
保守派(ことに宗教右派)は「家族の結びつきを軽んじる」と批判するだろうし、リベラル派からは「同性愛者カップルにも結婚の権利を」との声があがるだろう。
だがリベラル派もすべてが同性愛者の権利を容認している訳でもない。 自らが人種的マイノリティであることとあいまって、踏み込んだ改革は攻撃されやすかろう。
この手の、国内ではセンシティブながら国際的影響の小さい案件については、慎重に世論を見極めながら対応していくのではないか。
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