ビリーズブートキャンプ712回目

712年は「古事記」が成立したとされる年。言わずと知れた、日本最古の歴史書だ。
「古事記」の研究において最も重要とされるのは、本居宣長の「古事記伝」だろう。
松阪市の本居宣長記念館で関連資料を見たことがあるが、極めて実証的な調査・研究の成果だったことには驚かされた。図も多用され、近世とは異なる時代の概念を把握できるよう努めていた点にも舌を巻いた。「国学なんて自国の歴史や文化ばかりを過大評価しているだけだろ」なんて思っていた自分を恥じたものだ。
興味深かったのは、当時すでにいわゆる「トンデモ説」があり、それらと同類視されて迷惑していたというエピソード。人間というのは変わるようで案外変わらないものでもあるのだな、と妙な感心をした記憶がある。

などと独りよがりな思い出話をしつつ、今日はTAEBO T3 トランスフォーメーション（エクスプレス）。わしもつまらないとこに限って変わらないなあ。