794年、ハールーン・アッラシードと女奴隷マーリダの間に男の子が生まれた。その子ムウタスィムは長じて、アッバース朝第8代カリフとなる。
アナトリアの軍司令官やエジプト総督などで経験を積んでいたためか、軍事面では優れた実績を示している。しかしその多くは反乱鎮圧であり、アッバース朝が衰退しつつあるという事実の表れだったとも見える。
このあたりの評価ってのは難しいよなあ、と思いつつ今日はエリートのミッション1。有事になっちゃったってこと自体を批判することもできるし、その一方で有事にならないと活かされぬ能力もある。歴史に名を残した将官たちより、未然に戦いを防いだ者たちこそ評価されるべきかもしれない。しかしいったい、どんな基準で?
ま、他人の評価を気にせずにできることをするしかないのか。
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