803年のある夕暮れ。アッバース朝のカリフ、ハールーン・アッ=ラシードはバルマク家のジャアファルとともに狩りから帰宅した。ジャアファルは整った顔立ちで、機知に富んでいたこともあってハールーンの良き僕であり、良き友でもあった。ハールーンがジャアファルを高く評価しており、その証拠に、妹のアッバーサを彼に嫁がせていたほどだ。
常ならともに夕食を楽しむ二人だったが、なぜかハールーンはジャアファルを帰した。しばし後、ハールーンは首斬り役人であるマスルールを呼びつけ、命じる。ジャアファルの首を刎ねよ、と。
ジャアファルの遺体はバグダッドにて三年間もさらされ、彼の妻(つまりハールーンの妹)を含むバルマク一族は財産を没収、獄死などによりおよそ1200人が死んだと伝えられている。
バルマク家の勢力が強くなりすぎたための措置だったとする説もあるが、真実は定かではない。
ずいぶんとまた極端だな、などと思いつつ今日はTAEBO T3 アクセラレーション(エクスプレス)およびターゲットタエボーの背中。
おせち料理でぷくぷく太ると、急にあわてるこの極端さ。
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