823年はシャルル2世の生年。
フランク王国のルートヴィヒ1世の子として生まれ、後に兄弟らとともに王国を分割して相続、カロリング朝西フランク王国を治める。その領域はかつてのローマ帝国属州ガリアとかなり合致し、同時に今日のフランスとも重なる。後にカロリング家は絶えるが、この西フランク王国をもってフランスの原型と見なす意見も多い。
日本の場合島国ということで国の成り立ちの経緯を考えるときにどうしても固定的なかたちをイメージしがちだが、実際のところ大陸ではその形も差異も最初から明確ではなかったろう。世紀で数えるべき時の流れの中でそれは徐々に形成されていったに違いない。
とはいえ、その過程をきちんとイメージできないのは、やはり勉強が足りないということだろうな。などと例によっていつものオチにつなげつつ、今日はTAEBO1。とにかく、ふてくされて立ち止まるのだけは避けたい。
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