ビリーズブートキャンプ827回目

827年は「スラヴの亜使徒」とも称されるキュリロスの生年。元来の名はコンスタンティノスで、同時代の記録にも哲学者としてその名で残っている。
テッサロニキに生まれコンスタンティノポリスで学んだ彼はギリシャ語、ラテン語、ヘブライ語に精通し、ユダヤ教やイスラム教についての理解も深かった。
モラヴィア王国（現在のモラヴィアおよびスロヴァキア辺り）に兄メトディオスとともに招かれ、布教にも従事している。
この際、スラヴ語を話す人々に聖書の教えを伝えるべく、 キュリロスら兄弟はギリシア文字をベースとしたグラゴル文字を作った。グラゴル文字はスラヴ圏最古の文字とされる。グラゴル文字自体は早くに廃れたが、キュリロスの弟子らはこれを改良した文字をスラヴ圏に普及させている。この文字こそ、「キュリロスが作った文字」として今日も「キリル」と呼ばれているものである。

文字を持たぬ人々に信仰とその学び方を併せて伝えるというのは、なまなかではなかったろう。偉人というのはいるものだ、などと想像もできないことを「立派」とくくって一安心しつつ、今日はターゲットタエボーの二頭筋＆三頭筋および腹筋。
まーワシは、ちまちまと自分のできる手であがきますよ。