ビリーズブートキャンプ877回目

877型潜水艦はソ連／ロシアの通常動力攻撃型潜水艦。西側では＜キロ＞級と呼称されている。
船体は葉巻型でそれまでの＜フォックストロット＞級や＜タンゴ＞級とは大きく趣が異なる。
静粛性が重視されており、機関は吸振ゴムを介してラフト上に設置されている。また、ゴム製吸音タイルが張り巡らされており、アクティブソナーからも身を隠す努力がなされている。
ただ、なにぶんソ連が自国沿岸での防衛任務を優先して開発したため、冷却系統は限定的だった。なにせ彼の地の海は冷涼なのだ。
主な輸出先となったインドやイラン、中国では、このため冷却ポンプが本来の想定以上の音を出してしまい、弱点となっているという。ちなみに中国は中途から冷却系統を強化した636型（改キロ級）へと切り替えた。
通常動力潜水艦としては今なお有力と言えるが、昨今では隣国がこれ以外にもいろいろ目立つ脅威を揃えつつあるので、話題としては後退しているように思う。

などと古い知識で偉そうに語りつつ、今日はTAEBO T3イグニション（エクスプレス）。
社会人として可潜艦レベルに留まっているような気もしますがなにか。