937年、中部イタリアのアルベリーコ2世は一人の男の子を授かった。父アルベリーコ2世は彼にオクタヴィアヌスの名を与えたが、同時に一つの大きな運命を与えた。彼はイタリア貴族らに誓約させ、オクタヴィアヌスをローマ教皇の座へと導いたのだ。
わずか18歳で即位した彼はヨハネス12世と名乗る。しかし年若く経験も乏しい彼は無謀にも教皇領拡張を狙った。だが逆に攻め込まれてしまい、東フランク王国のオットー1世に救援を求める。その見返りとしてヨハネス12世はオットーをローマ皇帝として戴冠させた。これが神聖ローマ帝国の始まりである。
オットーは教皇領寄進などもしたが、あわせて、教皇就任にあたってあらかじめローマ皇帝への忠誠を誓わせるよう定める。事ここに至ってようやくオットーに不信感を抱いたヨハネス12世は旧敵と結ぼうと試みるが、企みは露見してしまう。
教会内にも多くの敵を作ってしまったヨハネス12世は遂に廃位され、ローマを追放された。それでもなお復位を図るが、わずか27歳で突然死する。一説には、人妻に手を出したあげくその夫に殺されたとすらある。
若いうちに成功するとろくなことにならんわねえ、などと思いつつ今日はターゲットタエボーの胸&肩および腹筋。
だからっていつまでたっても成功しないのもろくなもんじゃないわねえ…。