967年は占星術師アル=カビーシーの没年。現在のイラクの出身だが、今日のスペイン・サラゴサにて没したと伝えられている。
彼はハムダーン朝(現在のイラク北部を支配した王朝)のスルタンにその著作を捧げたが、これは後にラテン語訳され、中世からルネサンス期にかけてヨーロッパで評価された。このため、欧州ではラテン語読みのアルカビティウムの名で知られている。
当時、「科学的な」占星術は自然科学と見なされ、異端扱いはされていなかったという。
なんとも奇妙に感じることだが、錬金術と化学、占星術と天文学が未分化だった時代は今日の我々が想像する以上に長かったのだろう。
てなことを考えつつ、今日はTAEBO1。わしも方向性が未分化じゃしのう…。
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