979年は宋が中国統一を果たした年。
最初からごたごた続きだった北漢ではあるが、第4代皇帝として劉継元が即位してからはそれまで以上に混乱していたようだ。というのも、彼は政治を宦官らに任せ、自らはその地位(そしておそらく自らの命)を守るべく血縁者らを次々と抹殺していたからだ。
そんな状態であったから、979年に宋の太宗が自ら親征してくるとあっさり降伏してしまった。前年には呉越が自ら宋の軍門に降るも、その王であった銭弘俶が淮海国王に封ぜられるなど、穏当な扱いがなされていたことも、劉継元の頭にあったのかもしれない。
まー、誰だって「ぶっ殺される」と日々恐れおののいているよりは顔を立ててもらいつつ穏やかに過ごせることを願うわなあ。
などと勝手な事をのたまいつつ、今日はエリートのミッション1。
とはいえ、身内を殺してまわるぐらいのガッツがないとそんな扱いすら期待できないか。単にボンクラとして切り捨てられるのみ。
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