奥さんも両親もお出かけ。
しょうがないので昼食がてら塩釜口までぽてぽてと歩く。
食事前に書店へ立ち寄る。
ガンダムエースやらORIGIN、大石英司の新刊などを購入。
ライトノベルに関するムックを少し立ち読みする。
富野監督の対談が載っていたので買おうかと思ったが、かつての友人らの名前を見てひどくつらくなる。
結局買わずに逃亡。
私は、自らの力不足を認めるのがいやなのだろう。
ろくな努力もせず、わずかな賞賛に驕り、自らの内に秘められた力を信じた。
生まれてこの方あらゆる局面で罵られ、疎まれ、誰にも認められなかった自分には書くべきことがある。自分はそれを書ける。そう、信じた。
そして、「Zeta0096」を書いた。
私は有頂天だった。
だが月日がたち、さすがの私も気付いた。
自分と友人ら(および恩師の方々)との間には超えようもないほど大きな差がある、と。
その差がなんであるかはわからない。
だがおそらくそれは、私が職場や学校などで感じてきた差と類するものなのだろう。
現実と向かい合い、受け入れ、自らの技となす力。
きっと、そういうものなのだろう。
こんなことを書きながら、誰かが「そんなことはない」と言ってくれるのを私は待っている。
くそ、なんて下衆だ。
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