私は楽しく仕事をしたいと思っている。
仕事を楽しめねば、その会社に貢献できないと考えるからだ。
いやいや働いている人間が「会社のため」になにかをなし得るはずがない。
しかし、世の中の多くの方々はそんな風には考えていないのではないかと最近感じている。
どうも多くの方々は、職場が楽しければ良いと考えておられるご様子だ。
たしかに、職場内でのコミュニケーションは仕事において不可欠な要素だ。
だから「楽しい職場」は非常に重要な要素である。
しかしそれが「楽しい仕事」よりも重要だとは、私にはどうしても思えない。
職場内に波乱をおこしてでも改革しなければ「楽しい仕事」を実現できないケースが多々あるはずと考えるからだ。
私はそれ故に、社内blogによって職場に波乱を持ち込みたいと考えている。
侃々諤々と大いに議論し、改革を成し遂げたいと思っている。
しかし、そのような考え方自体が間違っているのかもしれない。
いや、世間の多くの方々がそう考えていないのだから、間違っていると言いきる方が正しいかもしれない。
であれば、社内blogなどというツールなど不必要だ。
大半の人々は職場できちんとコミュニケーションをとれるのだから、そんな道具に頼る意味はない。
それは、技術をもってコミュニケーションを代替させ得ると考える、技術オタクの独りよがりな考え方だ。
アスペルガー症候群ゆえにコミュニケーション能力に欠如を持つ私であるから、そのような独善にとらわれていると考える方が自然だろう。
しかし、本当にそうか?
本当に楽しい仕事は、波乱は、社内blogは不要なのか?
盲目の方が色を識別できないように、私はその問いに結論をだせない。
>大半の人々は職場できちんとコミュニケーションをとれるのだから、そんな道具に頼る意味はない。
個人的な見解&あたしが見てきた10数社(大小入り交じって)に於けるあたしの感想ですけど…。
結構コミュニケーション取れてないのですよね、周りの人たちも。なので、伝達ミスによる失敗とか下らない(だけど些細なのでさして問題にならない)衝突とかあるし。
で、あたしが思ったのは、「物事をどう考えようとするか」に違いがあるんじゃないかななんて。
ものすごく古い言い方すれば「ファジー」な考え方が得意か否か。
そんなものなんじゃないかと思ってみたりしています。
投稿情報: Nagisa | 2004-08-15 19:37
>「物事をどう考えようとするか」に違いがあるんじゃないかななんて
私もそう思います。
捉え方・認識の違い。
しかしながら、それが問題なのか?
皆は職場を楽しめているのだから、そんなことはなんら問題にはならないのではないかとも感じるのです。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2004-08-15 19:46
> 技術をもってコミュニケーションを代替
とまでいかなくても、Face to Face のコミュニケーションしか選択肢がない状況ではこぼれ落ちてしまわざるを得ない人達を、少しでも多く掬い上げる、という意味で、社内 Blog は並存していい、すべきだ、と思いますよ。
投稿情報: Toshiya | 2004-08-16 22:45
>Face to Face のコミュニケーションしか選択肢がない状況ではこぼれ落ちてしまわざるを得ない人達
例えば事業所が複数あるとか、メンバーが300名以上などの環境では、おっしゃるとおりでしょう。
しかしそのいずれでもない環境において、社内blogで掬い上げるメリットはあるのでしょうか?
普通(苦手な言葉ですが)の方々は対話し、意識や情報を共有できるものだと聞き及んでいます。
であれば、blogのように不完全かつ間接的なシステムを導入するよりも、対話の機会を増やす方が合理的なのではないでしょうか。
こぼれ落ちるのは、私のように機能的に問題のある者だけではないかと考えるのです。
投稿情報: Hi-Low-Mix | 2004-08-17 12:15