私は楽しく仕事をしたいと思っている。
仕事を楽しめねば、その会社に貢献できないと考えるからだ。
いやいや働いている人間が「会社のため」になにかをなし得るはずがない。
しかし、世の中の多くの方々はそんな風には考えていないのではないかと最近感じている。
どうも多くの方々は、職場が楽しければ良いと考えておられるご様子だ。
たしかに、職場内でのコミュニケーションは仕事において不可欠な要素だ。
だから「楽しい職場」は非常に重要な要素である。
しかしそれが「楽しい仕事」よりも重要だとは、私にはどうしても思えない。
職場内に波乱をおこしてでも改革しなければ「楽しい仕事」を実現できないケースが多々あるはずと考えるからだ。
私はそれ故に、社内blogによって職場に波乱を持ち込みたいと考えている。
侃々諤々と大いに議論し、改革を成し遂げたいと思っている。
しかし、そのような考え方自体が間違っているのかもしれない。
いや、世間の多くの方々がそう考えていないのだから、間違っていると言いきる方が正しいかもしれない。
であれば、社内blogなどというツールなど不必要だ。
大半の人々は職場できちんとコミュニケーションをとれるのだから、そんな道具に頼る意味はない。
それは、技術をもってコミュニケーションを代替させ得ると考える、技術オタクの独りよがりな考え方だ。
アスペルガー症候群ゆえにコミュニケーション能力に欠如を持つ私であるから、そのような独善にとらわれていると考える方が自然だろう。
しかし、本当にそうか?
本当に楽しい仕事は、波乱は、社内blogは不要なのか?
盲目の方が色を識別できないように、私はその問いに結論をだせない。