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2004-08-04

コメント

ばべる

「ノドンB」と呼ばれている件のミサイルは、ソ連製R-27(SS-N-6)SLBMの改造型で、全長を約2.5m継ぎ足して推進剤の搭載量を増加し、射程をオリジナルの3,200km(Mod3の場合)から最大4,000kmにまで延伸しているのではないかと言われています。

>海上発射型
これは潜水艦や水上艦のことではありません。
偽装させた商船にミサイルを搭載し、敵国の近海から奇襲をかけることを言っているのです。
事実、ソ連はR-27をそのような任務に用いることを検討しましたし、その後もこの種の武器を「スコルピオン」計画として開発しようとしていました。

1999年のラムズフェルド委員会の報告書において、偽装商船から核ミサイルを発射される危険性は既に指摘されています。
ttp://www.globalsecurity.org/wmd/library/report/1998/rumsfeld/execsum.htm

「E. Alternative Ballistic Missile Launch Modes」の項を参照してください。

ばべる

リビアが、商船を使ってペルシア湾に機雷を敷設していたのはそう昔の話ではありません。

わたしは個人的には、ミサイルではなく、核爆弾を商船に搭載して相手国の重要港湾内で自爆させる攻撃を前から危惧しているのですが。
だから〈万景峰〉が新潟に入港するという報を聞くたびに、反射的にびくっとしてしまいますね。

Hi-Low-Mix

偽装した船舶に搭載するつもりだろう、とはこちらも考えておりました。
しかし、北朝鮮に弾道弾を搭載できるほどの船舶がどれほどあるのでしょうか。
旧ソ連ほどの船腹があればこそ、検討できる策ではないかと考えました。
とはいえ、さしものアメリカも「弾道弾を搭載しているかもしれない」というだけでは平時に臨検など難しいですよね。
そういった意味で、考え不足でありました。

ばべる

外国籍の船を使ったり、国籍船名を偽装したり、囮を使ったりと色々と戦術は考えられますが(沿海を打撃する場合、敵国までさほど接近する必要がないのは楽です)、最大の問題はやはり技術面にあると思われます。

十分な支援を受けられない洋上で、大型ミサイル(しかも旧式の液体燃料ロケット!)を艦船から発射するのはそう簡単なことではありません。
インド海軍は2000年にダヌーシュSRBM(恐らくプリトヴィの海軍版)の水上艦からの試射に失敗し、以後、今日まで再び試みていません。

R-27の発射筒と発射指揮システム、燃料注入システム等を込みで入手できれば事態は相当改善されるでしょうが、それでもどうしても洋上試射は必要でしょう。

Hi-Low-Mix

>洋上試射
ことが弾道弾となると、さすがに中国も協力してくれないでしょうしね。
北朝鮮もそれぐらいはわかっているはずなのに、なぜそんな技術的挑戦をおこなうのか。
北朝鮮本土からでは「偉大なる指導者同志」が叩きたい目標まで届かないことが既に明確なので、かたちだけでも可能性を示したい人たちがいるのかも。

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