ITmedia「『完成度は一番』と自認するLet's note Rシリーズを生んだ『技術力』と『その課題』を神戸工場に見る」より。
ちなみに、「軽量化は根性だっ!」とは開発担当の同社高木俊幸氏(テクノロジーセンター所長)の言葉だが、「筐体をハニカムにして軽量化を図っているが、300個の穴をあけて、ようやく4グラム軽くなった」というように、地道で気の遠くなるような工夫の積み重ねでLet's noteの長時間バッテリー駆動や1キロを切る軽量化を実現しているのだ。
堀越二郎氏が零式艦上戦闘機開発時に試みた手法を髣髴とさせる。
愚直なアプローチを徹底し一定の成果を達成するという方法論は、日本人の好むところかと思われる。
だが、こういった手法は発注者側に甘えを生じさせ、受注者側を「作業への没頭による逃避」へと追い込む危険性をはらんでいるのではないか。
烈風の失敗(?)は、日本的開発手法について再考する必要性を今も教えてくれている。
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