今週の「デカレンジャー」より。
ファルファ星人ヤーコはメタモルフォーゼ(変態)して地球人女性と良く似た姿となった。
しかし、これをファルファ星人の一般的な姿だと考えると誤りである。
ファルファ星人の生態は小説「恋人たち」(フィリップ・ホセ・ファーマー著)に出てくる昆虫生物ウォグと似ている。
彼女らファルファ星人は、相手の頭脳からから様々な情報を引き出す能力を有する。
「どんな鍵でも自在に扱う能力」という表現は正しくない。彼女らは相対する相手から鍵の開け方を読み取ったり、相手に鍵を開けさせてしまう能力を有しているのだ。
これは、自転車に取り付けられた鍵をヤーコが開けられなかった描写からも明らかだろう。あの鍵をとりつけたのはアラドン星人ギャンジャバであり、相対しているバンではなかった。それゆえ、彼女はバンから鍵の開け方を読み取れなかったのだ。
彼女らは「自ら、および自らの種族の維持に役立ち得る」と判断する(ハートに火がつく)と、相手の頭脳から理想となる姿を読み取る。
そして無意識の内に、自らをその姿にメタモルフォーゼしてしまうのだ。
おそらく、あの全身タイツ風の姿はまだメタモルフォーゼの中途段階なのだろう。接触を重ねながら変化を続け、最終的には相手と同一種族としか思えない姿をとると推測される。
このようにファルファ星人は、自らを庇護してくれる種族を利用してその種を維持しているのだ。
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